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2006年12月19日

うらおもて人生録

著者の体験を通して、話しかけるように人生のセオリーを教えてくれる。

成功者として上からモノを言うタイプの書籍とは180度違う。
とても下から目線。
謙遜というよりは、劣等感が少し強調され、自虐的なところもあるが。。

「賭博」が、実体験として人生録の例になっているが、これが案外わかりやすい。


うらおもて。勝ちと負け。
プラスとマイナス両方の最高を味わって、ヴィヴィッドな認識を養わなければいけない。

人生勝ったり負けたりで、「9勝6敗」を目指すのが理想とのこと。

先勝して五分を目指し、8勝7敗でもよい。
先勝するための攻めも大切だが、あとはフォームを崩さないための守りも必要。

相手に勝てるのは運で、相手に負けないのが本当の実力。

生きているだけで運を消費しているんだから全勝で勝ち続けることは在り得ない。
負けることも必要。
重症を負わないように、うまく負けるのが難しい。

勝ち組、負け組、格差が社会問題になっている現代に必要な本である。

今、自分が勝ち組だと思っている人は、上手に負けておいた方がいい。
今、自分が負け組だと思っている人は、負けた要素を軸に(短所を隠さず長所に生かす)、一歩後退して勝ちを目指す。
下の土俵でもう一度勝ちを味わうのもあり。


うまく負けるためには、「慈愛」の精神が大切との結論に至る。

ありきたりといえばそれまでだが、人生の普遍のセオリーであることには間違いない。

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