全ては音楽から生まれる
音楽の素晴らしさを存分に書き綴った新書。
著者は旬な脳科学者の茂木健一郎。
脳科学者らしいアプローチで音楽の効能を説明しているが、音楽という芸術的な性質上感覚論的な話しが多い。
「音楽は生命原理と創造性の本質に通じているのだ」と言われても説得力がイマイチ。
--文章をただ読むのではなく、言葉のリズムやハーモニーを感じて音楽のように読む。--
言葉や単語の意味の理解に固執せずに読むという観点では賛同できる。
本書もまさに音楽のようにさらっと読める。
(逆に言うと、言葉の一つ一つの意味を理解しようとしてじっくり読めない。)
著者はシューベルトを絶賛しているが、ラ・フォル・ジュルネ2008のテーマがシューベルトなので、若干メディア戦略的な意図を感じないこともない。。
個人的には音楽好きなので信者的に楽しく読めたが、そもそも音楽に興味の無い人が本書を手に取ってくれるのだろうか。

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