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2009年1月12日

横浜みなとみらいホール ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル

横浜みなとみらいホール

2009/1/9.fri
横浜みなとみらいホール
ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル

ヒラリー・ハーン(Vn)
ヴァレンティーナ・リシッツァ(Pf)

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調 作品27-4
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第4番「キャンプの集いの子どもの日」
ブラームス:ハンガリー舞曲集 第10番、11番、12番、19番、5番、20番、21番
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
-休憩-
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 作品27-6
イザイ:子どもの夢 作品14
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
-アンコール-
パガニーニ:カンタービレ
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番


ヒラリー・ハーンのコンサートに行ってきた。

透明感があってとても澄んだ音色。
ミスもほとんどなく完璧。
さすがとしか言えない素晴らしい演奏だった。

こだわりの選曲もいい感じ。

イザイは、ヒラリー・ハーンの先生ヤッシャ・ブロツキーの先生にあたるらしい。
つまり先生の先生がイザイ。
偉大な作曲家とゆかりがあるなんて凄い。。

アイヴズのヴァイオリン・ソナタは今回初めて聴いたが、
アメリカ的でロマンティックなメロディー。
ヴァレンティーナ・リシッツァのピアノも、
アイヴズの作品では特に輝いていた。

アイヴズは、イザイと同様、独特な世界観があって個性的。

よく知られている作品ばかりを演奏していては、
演奏家として真の成長は望めないと本人も言っているけれど、
聴衆も同様。
今回はいい意味で発見させてもらった。

2008年5月 7日

ラ・フォル・ジュルネ 2008

GWの恒例イベント。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭2008
~シューベルトとウィーン~
5/2-5/6 東京国際フォーラム(全館)

5/6(火)
09:45-10:30 ホールB5 ※1
11:40-12:00 地上広場(無料) ラファエル・セヴェール(Cl)
12:15-13:05 ホールA ※2
13:10-13:30 地上広場(無料) 三浦永美子(Pf)
14:30-15:15 ホールA ※3
15:30-15:50 展示ホール1(無料) 尾原勝吉記念オーケストラ 高橋隆元(指揮)
シューベルト:交響曲第7番「未完成」

GW最終日。

朝から1日中コンサート。
正に熱狂の日。

ラフォルジュルネ2008
※1
イェウン・チェ(Vn)
プラメナ・マンゴーヴァ(Pf)

シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D934
シューベルト:二重奏曲イ長調D574

ホールB5は定員250人。
室内楽用のホール。

室内楽のこの距離感がいい。

自分の中で本日のメインが朝一番のこのコンサート。

マンゴーヴァのピアノが最高。
貫禄の表現で、音にも余裕がある。
抜群の安定感。

難解なフレーズをさらっと弾くところが素晴らしい。

イェウン・チェは前半多少の緊張感を感じたが、ミスにも全く動じないところがさすがプロ。

髪をしきりにかき上げる仕草が気になってしまった。。
アジアンビューティーならではな表現力?
音色にしなやかで力強い印象を受けた。

あっという間の濃厚な時間に大満足。

ラフォルジュルネ2008

ホールAは定員5004人の大ホール。

※2
東京都交響楽団 小泉和裕(指揮)
シューベルト:交響曲第8番ハ長調D944「グレイト」

丁寧にまとまった印象。
一言で言うとうまかった。

落ち着いてシューベルトの名曲を堪能。

しかし、、やはりグレイトはちょっと長い。

※3
小山実稚恵(Pf)、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団、クワメ・ライアン(指揮) 
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58

難解な箇所も酔うようにさらっと弾いてしまう小山実稚恵さんはさすが。

ウェーバーもベートーヴェンも華やかなメロディーが気持ちよかった。

疲れが出る時間帯で、、朝から1日のお祭り疲れと連休最終日疲れで若干ウトウト。。

ホールの美しい音楽とウトウト。
失礼ながらかなり贅沢なひと時。

ラフォルジュルネ2008

地上広場(無料)

都会の喧騒の中で生の音楽が楽しめる。

目の前に楽器があるのにスピーカーから音が聞こえてくるのには違和感があった。

足を止めて気軽に音楽を楽しめるのがいい。
音楽のお祭りならではな試み。

ラフォルジュルネ2008

展示ホール1(無料)

シューベルトの「未完成」が無料で楽しめる。

さすがお祭り。


来年は「バッハ」。

無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロの奏者の聴き比べ。
神々しいピアノの旋律を堪能。

などなど、今から楽しみ。

2008年1月16日

YAMAHA Clavinova CLP-280PE

CLP-280PE

昨年のクリスマスに購入した電子ピアノが到着。
(実は昨年内に納品することも出来た。)

YAMAHAのHPには受注生産と書いてあったので、納期は2~3ヶ月かかるものだと思っていたが、在庫があったのであっさり到着。
さすが家電量販店。

部屋への圧迫感を事前にかなり覚悟していたので、思ったより奥行きがなくて好印象。
(奥行き52cm)

それでも、もちろん存在感はある。
ピアノ中心の生活という状態。

グッドデザイン賞を受賞しただけあって、デザインもなかなかお気に入り。
黒色鏡面仕上げなので、一見電子ピアノには見えない。


肝心の弾き心地について。

木製のナチュラルウッド(NW)鍵盤が素晴らしい。

指に伝わるタッチ感は電子ピアノということを忘れさせてくれる。
ハンマーの重量バランスも良く、高速連打も可能。

電子ピアノ購入なのに意外な出来事として、
新品の家具を置いたような木の香りが部屋の中に漂っている。
(当然と言えば当然)


そして音について

電子ピアノもここまで進化したのか!と、思わずうなってしまう。

鍵盤を押し込んで、指を離した瞬間の微妙な音の変化や、ハンマーが弦を打ったときの共鳴が、奥行き感を持って響いてくる。

ダンパーペダルを踏んだ際の響きも心地よい。

特に高音域の響きがリアルで、初めはうれしくて意味もなく鍵盤を押しまくった。。

購入検討の時から悩みに悩んだが買ってよかった。
かなり満足。

後はうまく弾きこなしてやるためにも練習練習。
しばらくはハノンでさえ楽しく練習出来そう。

2007年12月30日

YAMAHA 電子ピアノの試弾

本格的にピアノを弾くことを決意して、電子ピアノ購入を検討。
(あくまでも趣味レベル。)

候補は以下。

YAMAHA
・YM5SD(アップライトのサイレント付)
・DUP-20B(アップライトに近い電子ピアノ)
・CLP-280(電子ピアノCLPシリーズのフラッグシップ機)
・CLP-240(電子ピアノCLPシリーズのスタンダード機)
・CLP-230(電子ピアノCLPシリーズの入門機)

選定のポイントは、伴奏、音色数、PC連携などの多機能性は求めず、より生のピアノに近いタッチ感と、深みのある音色などを重点にした。
この時点でCVPシリーズは候補から消える。


まずは楽器店にて、YM5SDとDUP-20Bを試弾。


・DUP-20B
電子ピアノなのに中にアップライト型のハンマーが入っている。
タッチは本当にアップライトに近い素晴らしいタッチ感。

開発者を称えたい。

見た目もアップライトピアノ。

ただ、この値段でこのモデルを買うならアップライトを買った方がいいような気がする。。


・YM5SD
アコースティックのアップライトの中で一番お値段が手頃なモデル。
それでもサイレントを付けると候補の中ではずば抜けて高い。

タッチと音の深みは電子ピアノを完全に凌駕している。
(当たり前だが。)

ヘッドホンを付けてサイレント状態にしてDUP-20Bと比べると、極端な性能の差は感じなかった。

そういう意味ではDUP-20Bはがんばっていると思う。


この2つを比較すると、ヘッドホンをあまり使わないで弾ける環境なら間違いなくYM5SDを選択したい。

ただ、音量や設置の環境などを考えると、電子ピアノを選ばざるを得ない。。


というわけで、次に家電量販店にてCLPシリーズを試弾。


・CLP-280
鍵盤:ナチュラルウッド(NW)鍵盤
音源:4レベルAWMダイナミックステレオサンプリング
アンプ:60W×2+20W×2

電子ピアノなのに鍵盤が木製。
これがなかなかよく、自分にはとてもしっくりきた。
CLPやCVPシリーズの電子ピアノの中では最もアコースティックに近いリアルなタッチ感。

ハンマーのついた本物のアコースティックと比べると、やはりまだ差を感じるが。。


音色はとても深みがあって好印象。
きちんと手入れをしていないアップライトよりよっぽど綺麗な音が出る。
正直、出来の良さに驚いた。
弾いたときの音の定位もよい。


・CLP-240
鍵盤:グレードハンマー3(GH3)鍵盤
音源:3レベルAWMダイナミックステレオサンプリング
アンプ:40W×2

客観的に電子ピアノの鍵盤としてみると、タッチ感はなかなかいい。
ただ、NW鍵盤と比べてしまうと少し物足りない。

音色についても、これまたなかなかいい。
ただ、やはりCLP-280と比べてしまうと物足りない。
サンプリング音源とアンプの出力の差が出ている。
ヘッドホンを使用しての比較でも音の深みが違う。

これらの差をあまり感じなければCLP-240のコストパフォーマンスは高いと思う。


・CLP-230
鍵盤:グレードハンマー3(GH3)鍵盤
音源:AWMステレオサンプリング
アンプ:20W×2

鍵盤はCLP-240と同じでなかなかいい。

ただサンプリングの音源が劣るため音に深みが無く、
アップライトやCLP-280を聞いた後ではおもちゃの音に聞こえてしまう。


■まとめ

・YM5SD  タッチ:10 音色:10 ヘッドホン:8
・DUP-20B タッチ:10  音色:8  ヘッドホン:7
・CLP-280 タッチ:9  音色:9  ヘッドホン:8
・CLP-240 タッチ:8  音色:8  ヘッドホン:7
・CLP-230 タッチ:8  音色:7  ヘッドホン:6

DUP-20BよりCLPシリーズは4~5年後に発売されているため、
全体的にコストパフォーマンスが高い。

また、CLPシリーズは大手家電量販店でも扱っているため、
割引やポイント利用などでかなりアドバンテージがある。

最終的に、CLP-280とCLP-240で迷ったが、思ったより性能差を感じたことと、
一度買ったらすぐ買い替える物ではないので後悔したくないということで、
CLP-280を購入した。

■おまけ

最近、グランドピアノに触れたり、他の楽器とのアンサンブルを行ったり、
幼少期(4~7才?)以来、本格的にピアノと向き合っている。
(幼少期はイヤイヤ習っていただけかも。。)

ピアノや音楽に目覚めたのは、社会人になった直後から。

子どもの頃は本当にたいして弾けなかったけれど、大人になって自発的にやるのと、イヤイヤ習わされるのではモチベーションも、上達のスピードも全然違う。
(もちろんイヤイヤ習っていたのも身にはなっている。)

というわけで楽器を弾いてみたいと憧れがある方は、
その高いモチベーションのまま是非チャレンジしてほしい。

今からでも遅くないはず。

2007年12月10日

ボヌールサロン(横浜のピアノサロン)

横浜のとあるピアノサロン
「ボヌールサロン」
http://www.geocities.jp/nobukl/index.htm

京急戸部駅から徒歩3分。
横浜駅や桜木町駅からだと徒歩15分くらい。

HPには「横浜みなとみらい21隣接」と記述してあるがけっこう無理がある。。
普通に戸部駅からアクセスすることをおすすめする。

地下鉄高島町駅からなら徒歩5分なので大丈夫。

ボヌールサロン
外観はこんな感じ。

レンタルスペースは2部屋で、グランドピアノが1台置いてある「ソロ」と、2台置いてある「デュオ」がある。

普通は「ソロ」を利用すると思うので「ソロ」の情報を紹介。
グランドピアノはYAMAHAのG2。

1人で利用の場合は、平日:900円/時間、土日:1000円/時間。
2人で利用の場合は、平日:1400円/時間、土日:1500円/時間。

もちろんピアノのレンタル料込み。

この値段でグランドピアノが弾けるならなかなか安いと思う。
普通のところだとレンタル料だけで1000円くらい取られそう。

ちなみに楽器を持ち込む場合は別途1日1台につき500円がかかる。

今回は友人がサックスを持ち込み、2人で2時間利用したので、2人合計3500円也。

ボヌールサロン

部屋はこんな感じ。
グランドピアノの輝く存在感。

机も椅子もあるので5~6人で会議ができそう。
エアコンと給湯室とトイレ付き。

 

今日、生のグランドピアノを弾くのはおそらく10数年振り。

音色に少しうっとり。自分が弾いているとは思えない。
かなり大興奮。

鍵盤の深みと弾力のあるタッチ感は、指とピアノが一体になるような感触。

うちのおもちゃのような電子ピアノ(鍵盤重い)に慣れていたせいで、初めは思ったより鍵盤が軽く感じた。

しかし、一通り弾いてみると徐々に重さを感じさせ、持久力を要求してくる。
きっと弾力?のようなものが違う。
高音域の黒鍵たちを軽く流すように弾こうとすると音が出なかったりする。
低音はかなり重い。

なんといっても電子ピアノでは難しい、ピアニッシモの繊細な表現が特に苦労した。

本当に奥が深い。

これはハマってしまうかも。

2007年6月15日

セロニアス・モンク:ソロ・モンク+9


JAZZピアノの魅力を堪能するならソロ演奏に限る。

モンクのソロピアノ。
ボーナス曲が9曲なので「ソロ・モンク+9」。

まさにタイトルそのままだが、モンクのピアノソロがボーナス9曲を足して21曲も楽しめるかなりお徳な1枚。

彼の別のソロアルバム THELONIOUS HIMSELF と比べるととても聴きやすい。

オーソドックスなJAZZの名盤的CDなのでどんな人にもオススメできるが、THELONIOUS HIMSELF を聴いて、モンクの独特な世界を期待していたので少し物足りなさを感じた。。

同じモンクのソロでも、この2枚は好みがはっきり分かれそう。

2007年6月11日

ツィマーマン:ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番・第2番


ラフマニノフ ピアノ協奏曲といえばこれ。

ツィマーマンと小澤征爾の超名盤。

エモーショナルで美しい演奏が印象的で、心の奥まで響いてくる。

第2番の冒頭から一気に彼らの世界に引き込まれる。

ラフマニノフのピアノ協奏曲の初めの1枚にするなら是非おすすめしたい。

無理に全集を買う必要は無いし、全集1枚で済ませてしまうのは惜しい。

第1番はこれ、第2番はこれ、、と自分のベスト盤を探すのもまた楽しい。

2007年4月 9日

ステファン・ハフ:ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集

ステファン・ハフによるラフマニノフ ピアノ協奏曲全集 SACDハイブリッド盤。
ピアノ協奏曲第1番~第4番はライヴ録音。

一般的な演奏とは一味違う。

とてもテンポが速く、テクニックも素晴らしい。
印象を一言でいうとクール。

逆に言うと、重厚さや、熱くエモーショナルな演奏を好む人は違和感を感じるかもしれない。

好みが別れる1枚かもしれないが、あまりにも有名なラフマニノフ ピアノ協奏曲の中で、クールな個性で魅了してくれるのは本盤くらいしかないと思う。

そもそもこの曲は、どの演奏も重厚なものが多い。

2007年4月 3日

ラファウ・ブレハッチⅠ・Ⅱ

2005年ショパンコンクールの優勝者ラファウ・ブレハッチ。

2005年は、2位「該当者なし」だったので、ブレハッチの素晴らしさが際立ったのだろう。

そのブレハッチによるショパンコンクールのライブCD。

全体的に、繊細で気品のある音色を聴かせてくれる。

力強さや迫力、テクニックで魅せるタイプではないが、決して弱弱しいわけではない。

力強さの中に気品と美しさがあるので、最終的に力強いという印象が弱まるのかもしれない。

演奏に個人的な好みというのはどうしてもあると思うが、ブレハッチの演奏は万人が受け入れやすく、ショパンの魅力を純粋に伝えてくれる。

1985年優勝者 ブーニン 「衝撃のショパンコンクール
1990年優勝者 該当者なし
1995年優勝者 該当者なし
2000年優勝者 ユンディ・リー 「ショパン・リサイタル
2005年優勝者 ブレハッチ

この3人のショパンを聴き比べるのも面白い。

2007年1月12日

ルービンシュタイン:ショパン全集

20世紀の巨匠、ルービンシュタイン。

偉大なるピアニストであり、ショパン弾きとしても有名な彼のショパン全集。

世の中にはショパン全集がたくさん出ており、さらにルービンシュタインのショパン全集にも複数の製品がある。

その中で選らんだのがこれ。

Amazonでは在庫がないようなので、HMVのリンクを貼っておく。

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=66223

淡々と弾いているようで、決して淡白な演奏ではなく、真似のできない深い味わいがある。
さすがとしかいえない。

ただし、全集のくせにエチュードが入っていないので要注意。
どうやらルービンシュタインはエチュードが苦手だったらしい。。

それでも満足できる演奏がここにはある。

ショパン全集が欲しいと思っている方はご参考までに。

2006年9月 8日

ホロヴィッツ:アーティスト・オブ・ザ・センチュリー~世紀の名演奏家1

ホロヴィッツのベストアルバム。
CD2枚組みでお買い得。

曲はショパン、スカルラッティ、リストなど盛りだくさん。

ホロヴィッツを初めて聴くとまず驚くのが、激しく破壊的な爆音。
音が割れ、スピーカーの悲痛な声が聴こえる。(一部の曲だけかな)

それでいて演奏は破綻せず、華麗で繊細さも同時に兼ね備えているのがなんとも不思議。

素晴らしい技巧と表現力だと思う。

観客の度肝を抜いてやろうという彼の心意気を感じる。
自分も、まんまと度肝を抜かれた。

2006年6月28日

KEITH JARRETT:THE KOLN CONCERT

キースのピアノソロ演奏のライブ盤。
神が降りたと形容するとウソくさいが、神が降りたとしか言い表せない演奏。

トランス状態は、極度の集中から成せる業なのだろうか。
人間の未知な領域を垣間見ることができる。

ピアノ好きはもちろん、そうでない人も、神が降りた演奏は一聴の価値がある。
キースの魂の叫びが聞こえる。

2006年6月20日

Gary・Cooper、Rachel・Podger:Mozart Complete Sonatas for Keyboard & Violin, Vol. 1,2,3 [Hybrid SACD]



非常に明るくて元気のある音が印象的。
録音レベルも高く、高温の伸びを綺麗に聴かせてくれる。

モーツァルトの軽快で楽しい雰囲気がよく伝わってくる。

ヴァイオリンの高音が心地よいという一方で、少しヴァイオリンの主張が強いと思う人もいるかもしれない。

個人的にはモーツァルトらしさが存分に出ていてお気に入り。

どうやらポッジャーは、1739年ジェノヴァのペザリニウス製のヴァイオリンを使用している模様。

2006年6月 2日

内田光子:ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番&第31番&第32番

ベートーヴェンのピアノソノタということで、激しさと優美さ(生と死)がうまく表現されている。

30番、31番、32番と、3曲全体をマクロで捉えると非常にメリハリがあって彼女の方向性、主題がみてとれる。

各曲をミクロで見ても、楽章や主題に応じて非常にメリハリをつけている。

特に31番は繊細で優美、32番のアレグロ・コン・ブリオは、激しい主題がこれでもかと言わんばかりに表現されている。

ベートヴェンと内田光子の世界が堪能できる、聴き応えのある1枚。

2006年5月17日

百万ドルトリオ:ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番 「大公」他

ピアノ:ルービンシュタイン
ヴァイオリン:ハイフェッツ
チェロ:フォイアマン
20世紀の巨匠たちが一堂に会した歴史的名盤。

村上春樹の小説「海辺のカフカ」に登場するので、小説を読んで思わず購入した人も多いはず。

音源が古いので、録音状態はいいとは言えない。
それでも、フランスの宮廷に居るような優美なメロディーに心癒されるだろう。

巨匠たちの本当の素晴らしさを感じるには、やはり個別にCDを聞くことをおすすめしたい。
・ハイフェッツの名盤

個性的な者同士が集まって、全体として常に最高のパフォーマンスが生まれるわけではないので。
サッカーや野球の某チームがいい例かも。

2006年4月21日

ヒラリー・ハーン、ナタリー・シュウ:モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第32・25・28・42番

ヒラリーハーンのヴァイオリンは高音の伸び、ビブラートが美しい。
とても艶っぽくて深みを感じる。

ヴァイオリンの主張はとても自然で、ピアノが少し譲っているせいかほどよいバランスを保っている。

CDジャケットでは2人が自然な笑顔で歩いているが、やはり相性がいいのだろう。

2006年4月 9日

ユンディ・リ:ショパン・リサイタル

5年に1度のピアノの祭典、2000年ショパンコンクールで1位。
ブーニン以来15年振りの快挙である。

というのも、1995年、1990年は1位該当者無しという結果で、とても厳しくて権威のあるコンクールなのである。


テクニカルで正確な演奏は、正にパーフェクト。

優勝は納得できる結果だ。

ただ、一聴したときの衝撃度の観点で比較すると、ブーニンの方がインパクトがあり強い印象を受けた。
これは好みが分かれるところでもあると思う。

ユンディ・リは完璧でミスタッチも無いが、それが逆に機械的な印象。
ミスタッチを恐れず豪快に演奏した当時のブーニンの方が、人間味を感じてしまう。。

とはいえ、どちらも素晴らしい演奏には変わりない。

2005年12月22日

ブーニン:衝撃のショパンコンクール

タイトル通り、自分にとって一番衝撃だったCD。

クラシックなんて誰が演奏してもあまり変わらない。。なんて考えはこのCDで払拭すると思う。

ミスタッチを恐れない豪快な演奏は、クラシックとは思えない迫力で、聴く者に強烈な印象を与える。

これだけ個性的な演奏は他ではなかなか聞くことができないと思う。

好みの問題はあるにしても、男なら一度は真似してみたい。

2005年11月10日

ワイセンベルク:ドビュッシー ピアノ名曲集

ドビュッシーのピアノ名曲集。
特にベルガマスク組曲が最高。

ワイセンベルクは、とても滑らかでクリアな演奏。

流れるようなメロディーは美しくて心が癒される。
特にピアニッシモの表現がいい。

ただ、曲によってはちょっとスピード感があって速すぎなぁと感じる部分もある。

こんなに速く弾けるなら自分も弾いてみたいものだ。

2005年10月25日

アルゲリッチ、プレトニョフ:プロコフィエフ 組曲シンデレラ

アルゲリッチとプレトニョフによる豪華共演。

それだけでも聴いてみたくなるが、曲の内容もなかなか。
シンデレラのストーリーをピアノだけで奏でる表現力が素晴らしい。

ピアノ2台による編曲とはいえ、ピアノだけでオーケストラ並みの迫力と細かい情景が伝わってくる。

ピアノの魅力がさらに高まる、おすすめの1枚。

2005年10月23日

小曽根真:新世界

アルバムのタイトル通り、小曽根真が新たな世界を開拓した冒険作。

全てオリジナルの楽曲を用意しているが、これはJazzというジャンルを超えている。

3楽章構成の組曲などがあり、はっきり言ってクラシックだ。

Jazzというジャンルのつもりで聴くとギャップがあるかもしれないが、クラシックの入門用にはいいかも。。

個人的にはJazzもクラシックも好きで、特にピアノの音が好きなので気に入っている。

2005年9月23日

内田光子:モーツァルト ヴァイオリンソナタ第27番・第28番・第33番・第42番

ピアノとヴァイオリンがお互い激しく主張せず、自然で落ち着いた演奏が心地よい。

ピアニスト内田光子さんのアルバムだけに、ピアノにヴァイオリンがもっと従属するのかと思ったが、ピアノが主導的だった印象はそれほど強くない。

かといって、ピアノが弱かったわけではなく、きちんとヴァイオリンを牽引している。

2人のバランス、緊張感が絶妙。

とてもやさしくて繊細な音色を聴かせてくれる。

2005年8月24日

Bill Evans:ALONE

ジャズピアニストとして、出すべくして出したソロピアノの超名盤。

天才に自由を与えるとこうなるものか。

特筆すべきは、演奏時間14分半に及ぶ、#5 never let me go である。

どんなインスピレーションが頭の中にあったのだろう。

素晴らしい感性や表現力によって、気がついたら14分も経っていたという感じなのだろうか。

さらに本作は、グラミー賞、最優秀ソロイスト賞を獲得するというお墨付き。

ピアノ好きなら必ず聴きたい1枚。

2005年7月30日

THELONIOUS MONK:THELONIOUS HIMSELF

モンクの独特な世界を存分に楽しむことができる名盤。

内容はソロピアノだが、流れるようなメロディーラインがあまり無く、意表を付く音や、理解しにくい独特な雰囲気が続く。

一聴しただけでは心に強く響かないかもしれないが、何故か不思議にファンを惹きつける魅力を持っている。

夜中に流しながら気を張らずに聴いていると、自然とリラックスできる。

全ての人には受け入れられないかもしれないが、強烈な個性と不思議な魅力を秘めた1枚。

2005年7月29日

アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキー:ブラームス ピアノ4重奏曲第1番

室内楽の傑作。
アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキーによる夢のカルテット。

非常に音場豊かで鮮やかな音を聴かせてくれる。

それぞれの奏者が個性を出しながらも、主張し過ぎずにうまく調和している。
そのため、4つの楽器の音がそれぞれ綺麗に聴き取れる。

全体の雰囲気も技巧的な表現も素晴らしい。