1Q84
話題の村上春樹の最新長編小説。
面白くて時間を忘れて一気に読んでしまった。
ただ、あれはどうなったのかなぁと結末を読者に委ねる部分が大きくて、
読後になんだかモヤモヤが残る。
面白かったはずなのに、面白かったことしか印象に残っていない感じ。
このモヤモヤ感は噂のBOOK3で払拭できることを期待したい。
2009年11月15日
話題の村上春樹の最新長編小説。
面白くて時間を忘れて一気に読んでしまった。
ただ、あれはどうなったのかなぁと結末を読者に委ねる部分が大きくて、
読後になんだかモヤモヤが残る。
面白かったはずなのに、面白かったことしか印象に残っていない感じ。
このモヤモヤ感は噂のBOOK3で払拭できることを期待したい。
2008年7月 5日
村上春樹の短編集。
■収録作品
・レキシントンの幽霊
・緑色の獣
・沈黙
・氷男
・トニー滝谷
・七番目の男
・めくらやなぎと、眠る女
全体的に哀愁漂う淋しい作品が多い。
人間の影の部分、闇の世界を濃密に描く独特の短編作品たち。
文庫のタイトルは、「沈黙」の方がよい気がする。
ただ、「レキシントンの幽霊」の方が戦略的には売れる気もする。
自分もタイトルに興味を惹かれて手に取ったので。。
2008年4月 8日
村上春樹の最新短編集。
全部で5作。
どの話しも本の世界に一気に引き込まれてさらっと読める。
村上春樹の作品ではいつも知的で上品で魅力あるキャラクターが登場するが、今回は各ストーリーに登場するナイスミドルの女性たちが特に印象的。
世間的にはおばさんと呼ばれる中年世代。
こういう年齢のとり方なら年を重ねるごとに魅力的になって素敵だなぁと思う。
賛否両論のベストセラー「女性の品格」より、具体的でよっぽどためになると思う。
2008年3月22日
村上春樹テイストが存分に楽しめる作品。
基本的には恋愛小説。
ラブストーリーというジャンルを超えて、ミステリー的な要素が読む者を惹きつける。
その不思議な世界は、あくまでもミステリー。
(一部、中盤~後半にかけて村上春樹らしさの世界もあるかな。)
今回の登場人物「ぼく、すみれ、ミュウ」。
相変わらず洗練された素敵な雰囲気。
彼らの細かい描写がいい。
ノルウェイの森が好きなら間違いなく楽しめると思う。
ただ、ノルウェイの森が恋愛100%とすると、本作は60%くらいだろうか。。
2007年12月28日
いつか読もうと思っていた、村上春樹の長編小説の傑作。
読み応えのある長い本を読みたい気分だったので、正に最適な作品。
読み出すと止まらない。
1冊読み終わって分厚い2冊が残っていると安心感さえ生まれる。
登場人物たちが語る過去と現在と夢の世界が年代記的に絡み合う。(クロニクル=年代記)
そして絡み合う人やモノたちの「関係」が絶妙。
読み手の想像力を刺激する。
暴力の象徴として第二次世界大戦の話しが語られるが、描写がすごい。
満州、モンゴル、ノモンハン、シベリアなど、予備知識の少ない大陸側の話しが多いので、無知による衝撃度も高かった。
闇のメタファーとして、さらに作品のキーとして、井戸を使っているのも興味深い。
結末を含め、作品全体の「曖昧さ」は心地良い感じ。
彼の他作品でわけがわからないと思った人も、本作はなんとかなるレベルだと思う。
感じ方には個人差があり、「慣れ」もあるので一概には言えないが。
ともあれ代表作だけあって、読み応えは村上作品の中でもトップクラス。
2007年12月 4日
クリスマスシーズンにはぴったりの村上春樹の絵本。
イラストは佐々木マキ。
村上春樹らしいわけのわからない世界が絵本に。
読み終わるとねじりドーナツが食べたくなる。
かわいらしいイラストも村上春樹の世界観に見事にマッチしている。
ただ、ボリューム感、話しのスケール、わけのわからない具合などがどうも中途半端な気がする。
彼の代表的な長編小説と比べるとどうしても物足りなさを感じてしまう。
(もちろん比べてはいけないが。。)
文庫本ではなく、単行本サイズでボリュームも半分以下にコンパクトにまとめれば、子供から大人までもっと幅広い世代で楽しめると思う。
もしくは、想像力をかきたてる細かい描写を入れて、スケールの大きい絵本にするのも面白い。
2007年7月30日
著者の体験という事実を元にしたベトナム戦争の話。
短編集だが、各ストーリーに若干関連性がある。
訳者は村上春樹。
戦争というある極限状況に置かれた人間の話。
そこから反戦の意味を汲み取るのは読者の自由だが、著者としてはそこは謳っていないと思う。
本当の戦争の話を語ることは難しい。
もし真実を語るなら、死への近接は同時に生への近接をも意味していることを語ってくれるだろう。
銃撃戦のあと、そこには強烈な生の喜びが存在する。
全ての生きとし生けるものが生きている。
一方でその後にはおぞましい戦争という行為を行わなければならない。
どこまで行っても解かれることのない二重性が生まれる。
戦争は何が真実かという明確な感覚を奪う。
そういう意味では本当の戦争の話の中には絶対的真実は存在しない。
どんなに我々が想像力を働かせても、体験しないと解らない真実が存在している。
自殺をする人や、キレて簡単に人を殺してしまう人。
戦争を体験するわけにはいかないが、本当の戦争の話を読んで何かを感じてほしい。
2006年2月25日
おもしろい。村上春樹が好きな人も、村上春樹が初めての人も、買って後悔しないと思う。
さらに、一度読んでもまた読んでみようと思える一冊。
短編集なので、読書が苦手な人でもとっつきやすいはず。
読み手の想像力に訴えかける「結末の曖昧さ」を十分楽しめる。
個人的には「パン屋再襲撃」、「ファミリー・アフェア」がお気に入り。
2005年11月27日
2つの平行した話しにどんどん引き込まれていく。
村上ワールド全開。
想像力が刺激されて心地よい。
意味がわからない具合はけっこう高め。
そこは読者の解釈に委ねてしまえばいいと思う。
村上ワールドと読者のワールドがシンクロする。
この本の中で「100万ドルトリオ」のCDが登場するが、このセンスは流石。
影響されてCDを買った人も多いはず。。
2004年11月11日
村上春樹の傑作の1つ。
傑作はやはり傑作。
村上春樹の想像する世界はいい。
描写が細かくて、センスもいい。
本作の不思議な世界はリアルにイメージが湧いてくる。
基本的には意味がわからない。
何を言いたいのかわからないようで、「何か」を言いたいのがわかる。
2つの物語が別々に進んで、最後に1つになる。
世界の終わりと、ハードボイルドワンダーランド。
どちらが主人公にとっての現実なのだろう。
考えると無限にループして答えが出ない。
自分の望む世界が現実の世界であり、望み通りにいかないのが現実なのかもしれない。
2004年9月19日
村上春樹の小説は好きだが、その中でもノルウェイの森は特に好きな作品。
他作品に見られる、創造的な意味のわからない世界ではなく、大学生活、恋愛、生死というテーマが感情移入しやすかった。
描写は上手いし表現もストレート。
宣伝文句の通り、恋愛100%。
登場人物の知的な会話もツボ。
ラストも村上作品にしては分かりやすくてよいのでは。
読んだ後の余韻が好き。